蝉フィクション

宝くじ1億円当てた男、砂吹(偽名)。彼に誘われた見ず知らずの4人の共同生活 in London. リアルタイム小説&ガイドブックの折衷案。

蝉フィクション

第47話「ロンドン ファッションウィーク2019 SS ヘアメイク舞台裏」

ロンドンに来たからには、必ず経験したかったコレクション。今回はヘアとして参加してきました。A Cold Wall2019 SS. 圧巻のショー、来てよかった。 ヘアメイク、28歳、イギリス9ヶ月目 みんなが日本に一時帰国してしまった。 そりゃあ私だって日本食は恋し…

第46話「10年前のフィルムは現像できるのか - 洒落たタイムカプセル」

一時帰国。いざ帰るとなると、やりたいことも結構ある。実家に顔を出して、僕はむかし使っていたフィルムカメラを押し入れから引っぱり出した。 カメラマン、33歳、イギリス12ヶ月目 珍しく朝食で4人全員が揃った。 「日本に帰りたい人」と砂吹が突然手をあ…

第45話「日本とヨーロッパの空のちがい」

日本の空って青いなと思う。ロンドンの空は水色。昔、有名な絵画の空はなんてお洒落なブルーを作るのだろうと思ってたけど、結構見たまんまだ。 作家志望、24歳、イギリス11ヶ月目 「おい、朝から食パンなんて齧り付いてる場合か。プロットは進んでるのか」 …

第44話「ティセットたった£1.25!! ソイミルクコーヒーとチョコがけマドレーヌ」

アフタヌーンティに憧れてやってきたイギリス。しかし一度行けば満足。だってとてもお高いから。毎日のコーヒー代だってチリツモ。そこで見つけた代替案。 作家志望、24歳、イギリス11ヶ月目 頭を使ってるから糖分を取ってもいいのだ。 国連会議の同時通訳者…

第43話「イギリスで卵かけご飯! 安全な卵の見分け方」

イギリスに来て1年が経とうとしていた。あまり考えないようにしてきたけど、そろそろ日本食が恋しい。でも外食は高い。ここは、卵かけご飯だ! 作家志望、24歳、イギリス11ヶ月目 日本にいるあなたにとって、この写真は何の変哲もないですが ここイギリスで…

第42話「ロンドンの街並をフィルムカメラで。安く入手、現像できる場所」

海外時間なのか、日本にいる時よりゆっくりしている。前は現像が面倒で使っていなかったフィルムカメラ。写真、料理、手紙。そのひと手間が愛おしい。 カメラマン、32歳、イギリス10ヶ月目 ショートフィルムの構想を練ろうと、街を歩く。 主な脚本はもちろん…

第41話「ヘアメイクとして、海外で生きていくためにやるべき5つのこと」

美容師さんはたくさんいる。だが、ヘアメイクとして仕事を見つけるとなると、急にハードルが上がる気がする。海外でフリーで生き抜く為の to do リスト。 ヘアメイク、28歳、イギリス7ヶ月目 Hair & Makeup by Chihiro 1, まず、ヘアスタイリストになりたい…

第40話「海外送金。10秒でIBANを調べる方法」

イマイチ分かりづらい、IBAN、SWIFT、BICコード。それが何であるのかはどうでもいい。手っ取り早くIBANが知りたい、という方へ。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス10ヶ月目 日本から海外送金してもらう際に必要な、IBANの調べ方。 TransferWiseというサ…

第39話「ソムリエに教わった2つのスパイスで本格ホットワインを作る」

3月下旬、春も間近だと思っていた矢先に雪が振り、最高気温が1℃となる。英国人さえも、ダンスをしながらバスを待つ。こんな日はあれを作るしかない。 作家志望、20歳、イギリス10ヶ月目 「最高気温が1℃ってどういうことだ。先週まで温かくて、みんな春気分だ…

第38話「お前みたいな奴がいるから! とワーホリ先輩が殴られた時の話」

たった千人の枠。1回で当選する人もいれば何度も落ちる人もいる。頑張っている人もいれば、そうじゃない人もいる。変な誤解から、先輩が殴られた時の話。 ヘアメイク、28歳、イギリス7ヶ月目 先輩が大変身を遂げたお祝いに、みんなでパブで飲んでいる時に、…

第37話「映画制作クルーが、ロンドンの青年をイケメンに変身させる」

無人島から帰って来たようなワーホリ先輩。髪も髭も伸び放題の彼を、うちの映画クルーたちの手により変身させる。ヘアメイクとカメラマンの底力。 作家志望、24歳、イギリス10ヶ月目 朝早くから、砂吹がダイニングで何やら準備をしていた。 大きな姿見が用意…

第36話「他人に興味がないと勘違いしていたすべての人へ」

好奇心がない。他人に興味が持てない。それを公言すること程バカな事はない。引きこもりで見た目も冴えない先輩はそう言った。一応、耳を傾ける。 ヘアメイク、28歳、イギリス4ヶ月目 「人に興味は持ちたいんです。でも、そう思っている時点で、その興味って…

第35話「2年間をこれ以上ない程無駄に過ごしたワーホリ先輩に学ぶ。」

人に興味が持てない。それを解決するために、砂吹くんについてきた。パブで待っていたのは、ボサボサの髪と無精髭の、ひきこもり男だった。 ヘアメイク、28歳、イギリス4ヶ月目 空が暗くなってくる。 砂吹くんに連れられてやってきた、駅から少し歩いたパブ…

第34話「人に興味を持ちたい」 そう思っている時点で何かが違う

人への好奇心が旺盛で、泉のように次から次へと質問が湧いてくる。興味津々、愛くるしい笑顔。そんな人懐っこい人間に、私もなりたかった。 ヘアメイク、28歳、イギリス4ヶ月目 私はその日、イーストロンドンの家に無事入居した。 お祝いとして、フラットメ…

第32話「2018年流行語 そんなこと言ってられない婚」

2018年を振り返る。流行語大賞には選ばれなかったものの、 「そんなこと言ってられない婚」という言葉がそれなりに流行った一年だったのではないだろうか。 ひと昔前まで「出会い系」と呼ばれ、人々から白い目で見られてきたワードは、「マッチング」という…

第31話「月の土地 ー クリスマス変わり種プレゼント2017」

人とはちがうものをプレゼントしたい。過去にだいたいの物はあげてしまった。そんな悩める人々へ朗報。今年は月を、大切な人と所有しませんか。 作家志望、24歳、イギリス7ヶ月目 砂吹がショートフィルムを作ると言い出した。 いきなり変なことを言い出すの…

第30話「バルト三国お土産一覧。4人目、最後のメンバーが加入」

1億当てた男、砂吹ののロンドンでのプロジェクトがいよいよ動き始める。3人がバルト三国から無事帰国すると美女が和食を作って待っていた! 作家志望、24歳、イギリス7ヶ月目 ロンドンの家に帰ると、玄関のドアを開けた瞬間に出汁の匂いがした。 久しく嗅い…

第29話「エストニアで食すべきスイーツと、ふとっちょマルガレータの謎」

ガトーショコラと苦いコーヒー。そしてお洒落な内装のカフェ。言うことなしのタリンの喫茶店。バルト三国最終日、やってきましたお土産タイム。 作家志望、24歳、イギリス7ヶ月目 歩き疲れたら糖分の補給。 スイーツで絶対に外せないと話題のカフェへ。 1939…

第28話「エストニア観光、必ずのぼるべきタワーと伝えられる逸話」

何かと高いところにのぼりたがる観光客。4千円出してアホらしいと未だにロンドンアイにも乗っていないおれだちだが、これはのぼるべきタワー。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス7ヶ月目 ラトビア、リガを後にして、バルト三国最後の国、エストニア、タ…

第27話「1日しかない場合のラトビア、リガ観光」

美女がベッドに侵入してきて携帯を盗んでいった事件。バタバタしたせいで私たちは観光する時間がなくなった。1日でラトビアを周る、その優先順位。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 美女携帯盗難事件から一夜。観光の時間が少なくなってしまった私たち。 し…

第26話「絶対真似してはいけない。旅先で奪われた携帯を取り戻す方法」

朝起きると、砂吹のベッドに美女がいた。「間違えた」と言った彼女は砂吹の携帯を盗んでいた。追跡機能で追いかけたが、いかにも屈強な黒人が現れる。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 今回は続き物なので、お時間がある方はこちらから読んで頂けると嬉しい…

第25話「目覚めるとベッドに金髪美女が。そして携帯を盗まれる」

この世には、不可抗力という言葉がある。未然に防げる犯罪と、防げない犯罪がある。次にまた金髪美女がベッドにいた場合一体どうしたらいいのか。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 今回は続き物なので、こちらから読むことをおすすめします。 o…

第24話「世界一美女が結婚しにくい国、ラトビア」

美女が多い事で知られるバルト三国。そしてラトビアは、男性の人口が極端に少ない。美女が有り余っている、チャンスはあると砂吹が興奮している。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 「おい、なんでベッドだけのドミトリーなんだよ今回は」 砂吹が、旅行の計…

第23話「ラトビアへ!! バルト三国の移動、圧倒的にバスがおすすめ」

リトアニアから入り、次なる国はラトビアへ。縦に並ぶバルト三国の一番下から上がっていく。疲れる移動、しかし格安で映画見放題の夢のVIPバス会社。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 移動そのものが旅だということは、重々分かっている。 だが…

第22話「リトアニアで郷土料理を楽しむべく訪れるべき3つのレストラン」

美味しいレストランを見つける方法は地元の人に訊くのが一番だ。しかしリトアニア語を話せない。というか英語も話せない。では、どうやって見つけるか。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 バーテンダーは好きですか。 おれは嫌いです。嫌いでし…

第21話「リトアニア旧市街から40分、トラカイの絶景と郷土料理キビナイが美味し過ぎる」

旅先から更にショートトリップ、それも一日や半日で往復できる都市はありがたい。ほんの少しの移動で、まったくちがった町や空気を味わえる。トラカイ、オススメ!! 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 「起きろ、こけし娘!」 容赦なくバンバンと肩を叩かれ、…

第20話「リトアニアの美女と絶景まとめ バルト三国の光と闇 光編」

天気って大事。晴れているかどうかで変わるんだ。その国を好きになれるか。スピード違反を見逃してもらえるか。告白がうまくいくか。いや、それは言い過ぎかな。 作家志望、24歳、イギリス5ヶ月目 olm-h.hateblo.jp 晴れた。 空が青いだけで、街がこうもちが…

第19話「リトアニア、世界一自殺が多く、EUで一番殺人事件の多い国の光と闇 闇編」

バルト三国の最南端、リトアニアの意外な素顔。前情報は大事だが、できればあまり先入観なしで旅したい。どんな風景や街並でも、自分の肌で感じることがたいせつ。 カメラマン、32歳、イギリス4ヶ月目 僕たちは夜23時半、リトアニア、ヴィリニュス国際空港(…

第18話「イギリス人が好む夏の風物詩、Pimm'sというカクテルが美味し過ぎる」

夏の終わりを惜しむように、私たちはPimm'sというカクテルで乾杯をした。味の印象は紅茶っぽい。さすがイギリス人と言ったら、味音痴は喋るなと砂吹が言った。 作家志望、24歳、イギリス4ヶ月目 カメラマンの広末くんをハウスメイトとして迎えてからまだお祝…

第17話「面倒見の良い社長が持っているのは、金ではなく定期券」

1億手に入ったところで、以前と何ら変わりない。世の中の社長がすごいのは、金を持っているからじゃない。おれは中身が伴う前に、大金を手にしてしまった。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス4ヶ月目 「おい木よ。 そんな姿になってまで立っているおまえ…