蝉フィクション

宝くじ1億円当てた男、砂吹(偽名)。彼に誘われた見ず知らずの4人の共同生活 in London. リアルタイム小説&ガイドブックの折衷案。

第29話「エストニアで食すべきスイーツと、ふとっちょマルガレータの謎」

ガトーショコラと苦いコーヒー。そしてお洒落な内装のカフェ。言うことなしのタリンの喫茶店。バルト三国最終日、やってきましたお土産タイム。 作家志望、24歳、イギリス7ヶ月目 歩き疲れたら糖分の補給。 スイーツで絶対に外せないと話題のカフェへ。 1939…

第28話「エストニア観光、必ずのぼるべきタワーと伝えられる逸話」

何かと高いところにのぼりたがる観光客。4千円出してアホらしいと未だにロンドンアイにも乗っていないおれだちだが、これはのぼるべきタワー。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス7ヶ月目 ラトビア、リガを後にして、バルト三国最後の国、エストニア、タ…

Short Film 4「現代版・ブレーメンの音楽隊」

作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 Short Film 4 「現代版・ブレーメンの音楽隊」 出鼻をくじかれると、嫌になる人間だった。 たぶん、不器用ではない。むしろ器用な方だ。 クラスでも、初めてやることは人よりうまくできたし 努力をすれば、やっただけの結果…

第27話「1日しかない場合のラトビア、リガ観光」

美女がベッドに侵入してきて携帯を盗んでいった事件。バタバタしたせいで私たちは観光する時間がなくなった。1日でラトビアを周る、その優先順位。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 美女携帯盗難事件から一夜。観光の時間が少なくなってしまった私たち。 し…

E45でダメだったイギリスに住むすべての乾燥肌の方へオススメする。

作家志望、24歳、ロンドン6ヶ月目 イギリスはとても素敵な場所ですが、悩みもいっぱい。 物価、家賃、交通費が高い。 夏が短く、とにかく寒い。 加えて私は、日本でも乾燥肌で皮膚科に通っていましたが、こちらに来てから更にひどくなりました。 水が合わな…

第26話「絶対真似してはいけない。旅先で奪われた携帯を取り戻す方法」

朝起きると、砂吹のベッドに美女がいた。「間違えた」と言った彼女は砂吹の携帯を盗んでいた。追跡機能で追いかけたが、いかにも屈強な黒人が現れる。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 今回は続き物なので、お時間がある方はこちらから読んで頂けると嬉しい…

第25話「目覚めるとベッドに金髪美女が。そして携帯を盗まれる」

この世には、不可抗力という言葉がある。未然に防げる犯罪と、防げない犯罪がある。次にまた金髪美女がベッドにいた場合一体どうしたらいいのか。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 今回は続き物なので、こちらから読むことをおすすめします。 o…

第24話「世界一美女が結婚しにくい国、ラトビア」

美女が多い事で知られるバルト三国。そしてラトビアは、男性の人口が極端に少ない。美女が有り余っている、チャンスはあると砂吹が興奮している。 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 「おい、なんでベッドだけのドミトリーなんだよ今回は」 砂吹が、旅行の計…

第23話「ラトビアへ!! バルト三国の移動、圧倒的にバスがおすすめ」

リトアニアから入り、次なる国はラトビアへ。縦に並ぶバルト三国の一番下から上がっていく。疲れる移動、しかし格安で映画見放題の夢のVIPバス会社。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 移動そのものが旅だということは、重々分かっている。 だが…

第22話「リトアニアで郷土料理を楽しむべく訪れるべき3つのレストラン」

美味しいレストランを見つける方法は地元の人に訊くのが一番だ。しかしリトアニア語を話せない。というか英語も話せない。では、どうやって見つけるか。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス6ヶ月目 バーテンダーは好きですか。 おれは嫌いです。嫌いでし…

Short Film 3「幸福度99.8%の国に行ってみたら、誕生日がなかった」

Short Film 3 「幸福度99.8%の国に行ってみたら、誕生日がなかった」 ー 母 ー 3月。 私たちに、待望の子どもが生まれた。 女の子だ。エイミーと名付けた。 外国では、この世に生まれた日のことを誕生日、と呼ぶようだ。 12ヶ月ごとに人はひとつずつ、年齢と…

ロンドン、一風堂のラーメンがたったの£3で食べられる!!!

作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 さてさて、おいしいロンドン、耳寄り情報です。 ロンドンにいるみなさま! なんと、あの一風堂のラーメンが3周年につき、 たったの3ポンドで食べられますよ!! 今日の夜まで、営業終了時間は22時30分! ビール飲んだ後のシ…

第21話「リトアニア旧市街から40分、トラカイの絶景と郷土料理キビナイが美味し過ぎる」

旅先から更にショートトリップ、それも一日や半日で往復できる都市はありがたい。ほんの少しの移動で、まったくちがった町や空気を味わえる。トラカイ、オススメ!! 作家志望、24歳、イギリス6ヶ月目 「起きろ、こけし娘!」 容赦なくバンバンと肩を叩かれ、…

第20話「リトアニアの美女と絶景まとめ バルト三国の光と闇 光編」

天気って大事。晴れているかどうかで変わるんだ。その国を好きになれるか。スピード違反を見逃してもらえるか。告白がうまくいくか。いや、それは言い過ぎかな。 作家志望、24歳、イギリス5ヶ月目 olm-h.hateblo.jp 晴れた。 空が青いだけで、街がこうもちが…

第19話「リトアニア、世界一自殺が多く、EUで一番殺人事件の多い国の光と闇 闇編」

バルト三国の最南端、リトアニアの意外な素顔。前情報は大事だが、できればあまり先入観なしで旅したい。どんな風景や街並でも、自分の肌で感じることがたいせつ。 カメラマン、32歳、イギリス4ヶ月目 僕たちは夜23時半、リトアニア、ヴィリニュス国際空港(…

第18話「イギリス人が好む夏の風物詩、Pimm'sというカクテルが美味し過ぎる」

夏の終わりを惜しむように、私たちはPimm'sというカクテルで乾杯をした。味の印象は紅茶っぽい。さすがイギリス人と言ったら、味音痴は喋るなと砂吹が言った。 作家志望、24歳、イギリス4ヶ月目 カメラマンの広末くんをハウスメイトとして迎えてからまだお祝…

第17話「面倒見の良い社長が持っているのは、金ではなく定期券」

1億手に入ったところで、以前と何ら変わりない。世の中の社長がすごいのは、金を持っているからじゃない。おれは中身が伴う前に、大金を手にしてしまった。 宝くじが当たった無職、20歳、イギリス4ヶ月目 「おい木よ。 そんな姿になってまで立っているおまえ…

第16話「逆になぜ同性愛に目覚めなかったのか。ブライトンのゲイパレード2017」

世界三大ゲイの町、ブライトン。毎年開催されるプライド、ゲイパレード。思い思いの衣裳を纏う彼らは、いつだって真剣に、胸を張って堂々と生きている。 カメラマン、32歳、イギリス4ヶ月目 引っ越しの手伝いをしてくれるということで、砂吹と三井がロンドン…

Short Film 2 「どこでもドアと、だれでもドア」

Short Film 2 「どこでもドアと、だれでもドア」 2112年のドラえもんの誕生予定からは100年が経ってしまったが 2212年、どこでもドアが開発された。 世紀の大発明といっても過言ではないこのドアの売れ行きがイマイチなのは、 高価だということもあるが、そ…

第15話「London、ブリクストンの美味しいお店と歩き方」

イギリスらしいものもいいけれど、たまには変わったものが食べたい。そんな人にオススメの町、ブリクストン。多国籍料理が楽しめる、あとは目が楽しい。 作家志望、24歳、ロンドン3ヶ月目 ヴィクトリア駅(Victria)からVictria Lineに乗って、私たちはラン…

第14話「痩せようと思えばいつでも痩せられる人が実在する件」

広末さんの意外な一面に驚く三井。ナレーターはポーカーフェイスで話を進めなくてはならない。そんな時に出てきた砂吹の友人、いつでも痩せれる佐藤くん。 作家志望、24歳、イギリス3ヶ月目 広末さんと別れを告げ、ブライトンを後にする。 ロンドン行きの電…

第13話「あえて良く思われない第一印象のススメ」

自分の本当の性格と相反して他人の評価がいつも高い。ハウスメイトと合流したが、また誤解されている気がする。失敗した。第一印象は、良い方が良いとは限らない。 カメラマン、32歳、イギリス2ヶ月目 「ねえ、なんであの時、私が隣から声かけるのが分かった…

第12話「回収されるか分からぬ伏線を人生の中にそっと張る」

洗剤をくれと頼んだ大男は海辺でシャボン玉を作っていた。少女の虹色の部屋の謎がとけて話しかけようとしたその時カメラを構えている青年。待望の3人目。 今回は続きものなので、お時間のある方は第10話から読んで頂けたらと思います。 olm-h.hateblo.jp olm…

第11話「ホームレスが言った。金をくれ。それがダメなら洗剤でもいい」

虹色の部屋で遊んだという思い出を話してくれた少女と別れを告げブライトン到着。老婆にお金をあげた所を見ていたのか、大男が目の前に現れて言った。 作家志望、24歳、ロンドン2ヶ月目 今回は続きものなので、10話を先に読むことをオススメします。 olm-h.h…

第10話「ブライトン旅程で少女と出会う。一瞬で消える虹色の部屋」

3人目の仲間に会いに行くからチケットを取れ。そういって砂吹が指定した場所はブライトンという南の町だった。最近は英国らしからぬ晴れ間が続いている。 作家志望、24歳、ロンドン2ヶ月目 ロンドンから電車で1時間ほど行くその場所は、イギリスの最南端。 …

第9話「ロンドンで£7.65で極上ハンバーガーとビールが飲めるpub」

緊急避難時にも、ビールグラスを持って逃げるイギリス人男性がニュースで話題になった。それほどロンドンのビールは高い。オススメ良心的価格の英国pub 普通のブログは書くなと、砂吹(すなふき)は常日頃言っている。 砂吹とは、私がロンドンで執筆をするた…

第8話「過去を一日も忘れることができない病気。老人の出した答え」

記憶を一切忘れられない病気のせいで、亡くなった妻の苦い思い出が生々しく蘇る。笑顔を強いてしまったことを後悔して、リビングの写真をしまった矢先… ヘム。 砂吹たちの大家、79歳、イギリス在住 olm-h.hateblo.jp 最初に会った時から、不思議な青年だとい…

第7話「これは罪だろうか。良かれと思って笑顔の搾取」

空き家に日本人の男女が越してきた。ボーイは個性的だ。毎日勝手にやってきて、ひとり日本茶を飲んでいる。そして老人の戯言に耳を傾けてくれる。 ヘム。 砂吹たちの大家、79歳、イギリス在住 olm-h.hateblo.jp 彼が肩を抱くようにしてくれたおかげで、少し…

第6話「史上最短の戦争。40分でも多くの犠牲者が出る」

物事が1つも忘れられない病を患う年老いた大家、ヘム。日付だけでその日が何曜日で、何時に起き、朝食に何を食べ、誰と会ったかを記憶している。 olm-h.hateblo.jp 「じいさん、来たぞー」 インターホンはあったが、外から大声で呼びかけることにしている。…

Short Film 1 「自分の寿命、75歳に設定しました」

日本でも尊厳死が認められるようになって、5年の月日が経過していた。 そして今年、S博士によってまた新たな制度が導入されることになった。 自分の命日を自分で決めることができる、自動尊厳死システムだ。 手続きとして、まず役所に行き、あらかじめ希望の…